台風が発生するまでのメカニズム

日本において台風は、自然災害を引き起こす原因として代表的なものの1つです。にも関わらず、実際に台風について知られているのは、「雨や風が強い」ということや「台風には目がある」といった程度のことです。実際の台風の定義とは、どのようなものでしょう。

台風とは、『主に北大西洋で生まれた“熱帯低気圧”が風速17.2m/秒を超えたもの』のことを指します。

この“台風”が発生するメカニズムですが、以下のステップを経て形成されています。

①熱帯地域の海面は水温が高いため、大量の水蒸気が上昇する。
②上昇した水蒸気は、冷やされて、水滴に変わる。
③水滴が集まることで、雲が出来る。
④雲がどんどん形成されて、『積乱雲』となる。
⑤『積乱雲』がまとまりながら、渦を作る。
⑥ 渦のなかの気圧が下がり、それが発達することで『熱帯低気圧』となる。
⑦ この『熱帯低気圧』が、大きな規模に発達して、『台風』となる。

一言に台風と言われていますが、実はこのような複雑な過程を経て形成されているのです。

中心に向かって渦を作っています。この渦の部分の気圧がどんどん下がることで、風速がどんどん強まります。

台風13号が日本に接近しています。そして、9月は日本でも最も台風の多い時期です。今一度、『台風』、そして『自然災害』について見つめなおしてみる機会としてはいかがでしょう。

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