通勤通学だったり、買い物に出かけたりする時に、私たちが普段なにげなく利用している道路ですが、土砂崩れや大雨による浸水などの自然災害が発生した際、通行止めになったり、土砂崩れの恐れがある危険な場所、アンダーパスになっていて冠水しやすい道路などが全国各地に多くあります。
その土地にお住まいの方でも、そういった場所は自然災害が発生して初めて、道路が浸水したり亀裂が入ったりして、災害が起きやすい道路だと気付くことが多いと思います。
国土交通省ではそういった道路などを把握し、一般の方でもホームページ上で確認できるように「道路防災情報Webマップ」として公開しています。
事前通行規制区間
大雨や台風による土砂崩れや落石等の恐れがある箇所について、過去の記録などを基にそれぞれ規制の基準等を定めて、災害が発生する前に「通行止」などの規制を実施する区間のことです。
冠水想定箇所
道路や鉄道などの下をくぐり抜けるように通っている箇所(アンダーパス部)など、 周辺地盤より道路の高さが局部的に低く、局地的な大雨により冠水し、車両が水没するなどの重大な事故が起きる恐れがある箇所です。
緊急輸送道路
災害直後から、避難・救助をはじめ、物資供給等の応急活動のために、緊急車両の通行を確保すべき重要な路線で、高速自動車国道や一般国道及びこれらを連絡する幹線的な道路です。
以上の3つを確認することが可能です。
まずはお住いの地域の「事前通行規制区間」「冠水想定箇所」から確認しましょう。危険を避けるため災害発生時には通らないようにする、冠水しやすい道路が近くにあるので早めに避難するなど判断ができるかと思います。また、よく通勤や買い物で使う道路も確認しておけば、災害発生時に出かけていても対応できます。
ぜひこの「道路防災情報Webマップ」を、ご家族、職場など皆さんで確認し活用してみてください。
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