前回の①ハザードマップはご覧いただけましたでしょうか? まだの方はこちらからご覧ください。
自然災害への備え ①ハザードマップ
→ https://shizensaigai.or.jp/archives/2365
続いては「警報」です。テレビやインターネットなどの気象情報でよく目にしたり、聞いたりすると思いますが、注意報と警報そして平成25年に新たに創設された「特別警報」を加えた3種類があります。さらに大雨、大雪など現象の種類によって細分化されています。
◆注意報
災害が起こるおそれのある時に注意を呼びかけて行う予報です。
◆警 報
重大な災害が起こるおそれのある時に警戒を呼びかけて行う予報です。
◆特別警戒
警報の発表基準をはるかに超える大雨や大津波等が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている最大級の警戒を呼びかけます。ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとってください。
↓詳細はこちらの「特別警戒パンフレット(気象庁)」で確認できます。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/tokubetsukeihou/tokukei_leaf2.pdf
警報・注意報はその地域の気象要素(表面雨量指数、流域雨量指数、風速、波の高さなど)が基準に達すると予想した場合に発表となります。地域ごとにその基準が異なりますが、気象庁のこちらのページで確認することができます。
→http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/index.html<警報・注意報発表基準一覧表(気象庁)>
それでは、どうやって警報などの情報を手に入れればよいでしょうか。今まではテレビやラジオなどでの気象速報が主でしたが、東日本大震災以降携帯端末用のアプリが普及しました。また自治体によっては防災無線やメール配信している地域もありますので、お住いの街のホームページを確認してくださだい。
◆YAHOO防災速報などの系や携帯端末用アプリ
◆テレビ・ラジオなどのメディアの天気予報
◆自治体の防災無権
◆自治体のメール配信サービス
また、気象庁のサイトでもそれぞれの気象別に詳細の情報を見ることができます。
◆高解像度降水ナウキャスト→http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/
◆土砂災害警戒判定メッシュ情報→http://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/
◆大雨警報(浸水害)の危険度分布→http://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/inund.html
◆洪水警報の危険度分布→http://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html
素早く情報を手に入れたい時はスマートフォンなどの防災アプリを、詳細情報が必要な時は気象庁のサイトで確認すれば良いかと思います。いずれにせよ警報が発表された時点で、お住いの周りの状況を見て、避難することを考えた方が良いかと思います。
また、気象と地震では観測方法や発表の基準により警報の意味が異なります。次回は「地震速報」について紹介したいと思います。
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