自然災害が由来の地名について

普段、強く意識することのない地名ですが、そこに意味が隠されています。

特に、自然災害に見舞われた場所は記憶から無くさないためにも
『災害に関連する文字』を折り込んでいます。
その文字から、どのような災害があった地域なのか推定できるのです。

例えば『蛇』がつく地名。

名古屋市の「蛇崩(じゃほう)」という場所は、土砂崩れで死者が出た場所でした。
『土砂を取ると、蛇が群がる』というのが、この地名の由来だそうです。

他にも

『萩』・・・「剥ぐ」が由来。斜面の崩落があった地域と推定。
『龍』・・・のたうち回る龍の如く、様々な災害があった地域と推定。
『柿』・・・「欠く」に由来。崩れやすい崖地帯と推定。

など、多々あります。

しかしながら、災害を思い起こさせる地名は、
現代では良しとされないため、
明るい意味の文字を用いた地名に変更されたケースが殆どです。

「~が丘」「~台」「希望~」「光~」といった地名は、
後から地名を変更したケースです。

しかし、昔の地名は一切闇に消えてしまったわけではありません。
知ることの出来る貴重なツールが存在します。
本日はそちら紹介させて頂きます。

明治時代の地名が一目瞭然です。
お住まいの地域で昔災害が発生したか、分かるかもしれません。

 

http://user.numazu-ct.ac.jp/~tsato/webmap/map/gmap.html?data=history

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