「関東は地震が多い」
「関西は地震が少ない」
上記は、一般的に言われている事実なのですが
数字で見ると一目瞭然です。
2014年における震度3以上の地震の発生回数を比較しています。
関東・・・計118回
関西・・・計14回
関西の地震発生回数は、関東の地震発生回数の1/10です。
ただ、関西は地震に全く無縁な地域なのかというと、決してそうではありません。
下記に、関西で100人以上の死者を出した大きな地震を列挙します。
・1891年 濃尾地震(死者7273人)
・1927年 北丹後地震(死者2912人)
・1944年 東南海地震(死者1183人)
・1945年 三河地震(死者1961人)
・1946年 南海地震(死者1443人)
・1995年 兵庫南部地震(死者6434人)
時系列でみると、
1946年の南海地震から1995年までの兵庫県南部地震の間まで
50年近く、規模の大きい地震がありません。
なので、その時代に生きる人達(我々)は、
「関西は地震の少ない地域である」
と認識するに至ったのだと考えます。
また、関東においては、1923年の関東大震災が起きています。
死者・不明者は、10万5千人余とも言われています。
これはイメージの話になってしまいますが、
「関東は地震が多い」
と言われる背景に、回数が多いのはもちろんのこと、
この地震のことが脳裏をよぎる方は少なくないかもしれません。
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