徳島県では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち2号」が撮影した地上の画像を、大規模災害時などの被災状況把握に利用する新防災情報システムの運用を始めました。ヘリコプターが飛べない夜間や悪天候時でも撮影できるため、迅速な被害状況の把握につながると期待されています。
だいち2号は、高精度で地表の隆起や陥没を観測できる高性能マイクロ波センサーを搭載しており、午前0時と正午の前後に日本上空を通過します。災害発生後にJAXAに協力を要請すると、災害発生後と過去の観測データを照らし合わせることで、土砂崩れや浸水被害が発生している可能性のある場所を特定し、浸水や土砂崩れが発生した可能性がある地域を色分けして表示した地図データの速報が県のシステムに送信される予定です。
このシステムには約6千万円の導入費がかかります。また、JAXAと衛星画像の活用に関し、正式にシステムに組み込みんだ運用するのは徳島が初めてのなります。
■出典:徳島新聞<徳島県が新防災システム運用開始 衛星画像で被災把握>
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