先週紹介させて頂いた「気候リスクの管理」。本日は、その続きを紹介いたします。
前回を見ていない方は、こちらからご覧ください、
→気候リスクの管理
前回認識したリスクについて見積もることで、その気候リスクがどのようなものかを把握できます。これにより、気候リスク軽減に向けた対応に繋げることができます。
まずは、どのような気候の時に、どのような影響があるかを見積もりましょう。気候リスクの影響は、当事者によって様々です。そのため当事者がお持ちの業務で用いるデータと気象データを使って、どういう気候の時にどのような影響があるかを把握することが重要です。 例えば、農業の場合は以下のような気候の影響が調査されています。
このように影響を与える気候の基準を把握することで、現在の気温が当事者にとって、売上などに影響を与えることが予想されている場合、前もって何らかの対策を行うという判断が可能です。
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実践!どのような気候のときにどのような影響があるかを見積もる(気象庁)
どのような気候の時に、影響が出るのかが具体的に判断できたら、 続いてその気候が発生する可能性を見積もります。 可能性を見積もる場合にも過去の気象データを用いるのが有効です。
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実践!“影響を与える気候”が起こる可能性を見積もる(気象庁)
過去の気象データから見積もった「”影響を与える気候”が起こる可能性」は、 必ず起こるとは限りませんが、 対象とする現象がこれまでどのくらいの頻度で起こっているのか、最近どのような傾向なのかを把握することは重要です。
最後は気候リスクへの対応です。次回、様々な気候情報等を活用して気候リスクへ対応を紹介します。
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