災害が映像で体験できるVR(バーチャル・リアリティ)を活かした防災

 みなさんは、ゲームや映画などの映像コンテンツでVR(バーチャル・リアリティ)を体験したことがあるでしょうか? また、ゲームなどで一般的にも普及しつつあるVR(バーチャル・リアリティ)を活用した、避難訓練や防災を体験できるサービスがあるのをご存知でしょうか? 
 気軽にスマートフォンなどの端末で体験できるものから、本格的な機材でリアリティを追求したものまで様々なものが開発されていますので紹介します。

防災訓練用VR

VRヘッドマウントディスプレイを使用し、火災が発生し黒煙が充満する室内からの避難を体験することが可能です。2017年9月1日より11月30日までの期間限定で、レンタルキャンペーンを実施するそうです。
詳細はこちら→防災訓練用VR【外部サイト:株式会社理経】

防災VR/火災編

防災イベントや防災教育の目的で開発されたVRコンテンツです。消化器を扱い消化訓練や、火災の発生した部屋からの避難、火災の怖さを改めて学べる啓蒙的するコンテンツなど3種類がライナップされています。
詳細はこちら→防災VR/火災編【外部サイト:IDEACLOUD】

津波体験ドライビングシミュレーター

情報メディア学科 板宮朋基准教授が、第1回VRクリエイティブアワード2015の「インタラクティブ部門賞」を受賞したコンテンツです。コンテンツ内ではドライブ中、高さ1mの津波が迫り、あっという間に冠水、エンジンが停止し流されていくまでを体験できます。
詳細はこちら→津波体験ドライビングシミュレーター【外部サイト:愛知工科大学】

VRscope for ハザード

凸版印刷で開発された防災訓練支援サービスです。自治体の水害ハザードマップと連動して、居住地域の被災状況を疑似体験できます。
詳細はこちら→VRscope for ハザード【外部サイト:凸版印刷株式会社】
VRとはいえ、災害や避難などを体験することで、とっさの判断や実際の災害時にどのような行動を取ればいいのか、学んだり、養うことができます。一部の小学校ではすでに、VRが避難訓練として活用されています。
 これからさらに普及が見込まれるVRが、日本の防災・減災に役立つことが期待されています。

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