雹(ひょう)による被害

ベランダの上にある波板、普段意識されますでしょうか?
それこそ、強い台風や大雪に見舞われると破壊してしまい被害も一目で分かります。

そのような被害がない限り何もないと思いがちですが、よく見ると、穴が開いていることがあります。

写真をご覧ください。

これは‟雹(ひょう)“によって空いた穴です。ボールや石が落ちてきたわけではありません。
雹は積乱雲の中で作られます。
最初は小さい氷の粒だったものが落下しようとし、このときに氷の粒の表面は溶け始めるんですが、上昇気流によってまた上に戻されます。
この過程を繰り返し、表面に付着した水滴がどんどん凍っていくと、氷の粒が大きくなっていきます。これが雹です。

ちなみに、雹の発生時期は積乱雲の多い夏季に多く、直径の大きな雹になると、大きな被害を及ぼすことがあります。
日本では、100年前に埼玉県で直径28センチの雹が降った事例もあります。

また、たまに雹と混同されるものに、霰(あられ)や 霙(みぞれ)がありますが、以下のように区分けされてますので、知っておいてもよいでしょう。

・雹(ひょう)は5mm以上の氷の塊
・霰(あられ)は5mmよりも小さい氷の粒
・霙(みぞれ)は雪と雨が混ざったもの

コメント

タイトルとURLをコピーしました