政府は4日、九州北部の大雨被害について、激甚災害(※)に指定する方針を固めました。
菅義偉官房長官は同日の記者会見で「公共土木施設や農地などの被害状況の調査が行われているところであり、調査結果を踏まえて、速やかに指定の見込みを公表していきたい」と発言。
また「被災者の皆さんが希望を持って、前を向いて再建に取り組めるよう現地の具体的なニーズを踏まえて、一日も早い復旧復興を応援していきたい」と強調しました。
これに先立ち、自民党佐賀県連の留守茂幸会長らは首相官邸で菅氏と面会し、速やかな激甚災害の指定を求める要望書を提出。
菅氏は「できるだけ柔軟に対応する」と回答しました。
(※注釈)激勘災害とは・・・
地震や風雨などによる被害が特に甚大であり国民生活に著しい影響を与えた災害の事を激甚災害(げきじんさいがい)といいます。
被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とする災害です。
激甚災害に指定されると国により災害復旧事業の補助金の上積みがなされます。
これまでに激甚災害に指定された主な災害には、
• 95年の阪神淡路大震災
• 98年の台風5号~9号による暴風雨災害
• 2004年の新潟県中越地震
• 07年に台風5号による暴風雨災害
• 11年の東日本大震災
• 16年の熊本地震
• 18の北海道地震
などがあります。
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