PLUM法による緊急地震速報の精度向上[気象庁]

気象庁は「緊急地震速報改善検討会」を13日に開始し、3月から導入予定の新たなPLUM(プラム)法の説明・検討が行われました。
 従来の方法では、地震発生時、地震計で感知した揺れから、震源と規模を推定します。そして、その推定した要素から震源と揺れを予測し、揺れが起こると予測される地域に緊急地震速報を発表していました。
 PLUM法では、地震計が感知した揺れから直接震度が予測され、緊急地震速報を発表するという方法で、より精度が向上した地震速報が発表できると期待されています。
 また、本年1月5日に発表された緊急地震速報では、富山県で発生した最大震度3の地震と、その3秒後に発生した茨城県の最大震度3の地震が、従来観測方法では同じ地震と判断され、マグニチュードが過大評価されたことにより、誤った情報が発表されてしまいました。PLUM法では、同じタイミングで発生した地震でも正確に判断することができるようになります。

【画像引用】気象庁:PLUM法の概要(http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/shiryo/setsumeikai170712/170712_7.pdf)
 これからも「緊急地震速報改善検討会」では議論を重ねて、より精度の高い緊急地震速報への改善が期待されます。

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