自然災害調査士とは?

自然災害調査士は、近年猛威をふるう自然災害により被害を受けた家屋調査や災害保険の専門知識を学び、職業もしくはボランティアとして正しい助言を行う災害復興アドバイザーです。

災害時の情報の取捨選択の方法、自然災害の正しい知識、災害保険の利活用、火災保険や罹災証明の申請、義援金・支援金の活用の仕方および正しい建築業者の見分け方など、自分や家族を災害から守る知識とスキルが身につくだけでなく、ボランティアとしても頼りにされ、また自然災害コンサルタントは、本業の第二の収入の柱として活用できる知識も身につきます。

自然災害調査士は
幅広い相談に対応します

自然災害調査士は、災害時・災害後の正しい行動知識とスキルが身につき、また他人に対してもアドバイスを行える力が身につきます。特に建築関係に従事する方にはお薦めで仕事や集客に繋げられている方々が多数います。

また必要に応じて、行政や専門家とも提携し、少しでも早く被災者の生活と人権の再建、そして地域の復興のお手伝いを行います。

自然災害調査士で身につく
知識と仕事の一例

家屋の調査と
メンテナンス

  • ご自宅の適切なメンテナンス方法が自分で理解できるようになり、震災時の行動知識やスキル、正しい業者の選び方が身につきます。

自然災害
コンサルタント

  • 自然災害時にコンサルタントして被害調査、応急処置、再建、復興へ向けてのコンサルタントを行うことができます。
  • 災害復興のオピニオンリーダーに。

災害保険の
利活用法等

  • 災害時の支援策や災害保険の情報
  • 震災時の火災保険の利用方法
  • 火災保険等の基礎知識

自然災害調査士の
利活用

  • 住家被害認定士への資格条件
  • 全国の協会員ネットワークの活用
  • 全自協HPへの名前掲載

専門家との提携

  • 一級建築士への橋渡し
  • 全国工務店、リフォーム業者への橋渡し
  • 自然災害調査士への橋渡し

災害の
基礎知識と対策

  • 協会員限定講習会
  • 協会員専用サロン

自然災害調査士の活用方法

悲しい事実ですが、自然災害は今後も一生続くものです。逆に言えば、自然災害調査士の知識は、一生使える知識とも言えます。

建築業関係者だけでなく、様々な場所やシチュエーションでこの知識を活用されている方が多く、また資格取得に向けた学習は、自然災害の種類、自然災害への対策、災害中の情報の取捨選択、義援金・支援金の申請方法、リフォームの知識および保険の活用法など、自然災害にまつわる一生使える知識を習得できます。

「自然災害コンサルタント」「震災保険コンサルタント」やセミナー講師として独立された方もたくさんいらっしゃいますし、勤めている企業内でアドバイザーになった方、また就職や転職に活用された方、もちろんご自身やご家族を守るために役立てる方など、自然災害調査士の知識は多岐に渡り活用できます。

一生涯に渡り必要となる知識です

台風や豪雨などの自然災害は永遠になくなりませんので、この知識は「一生モノの知的財産」とも言えます。

自然災害への総合的な知識は、あなたやご家族にとって大きな安心感に繋がりますし、またリフォームや家の売却、購入の際にも適切な価格で取引ができる建築に関する知識も身につくため、この知識があるのとないのとでは今後の人生において精神的、金銭的、物質的に大きな差が生まれるはずです。

就職や転職に

近年続く自然災害の猛威により、自然災害調査士の資格は世間から注目を浴び、マスコミからも多数取材を受けています。そのため認知率もあがっており、就職や転職において「役に立った」との声もいただいています。

また、震災にまつわる建築の知識が多数身につくため、主に建築業関係や行政および震災関係の会社において昇進・昇給に繋がったとの報告も受けています。

コンサルタント・セミナー講師として

就職や転職に有利なだけではなく自然災害調査士で身につけた知識を使って、コンサルタントとして活躍されている方も多数いらっしゃいます。

この知識は特に、行政や建築業関係の大手から求められているため、講演依頼も多く、また雑誌や新聞への執筆で活躍されている方もいます。

自然災害調査士で
活躍されている方々の声

堤 千依さん 
株式会社 未来工房美

全国的にも自然災害による被災(害)が増え、 自分自身の危機感から 「無知は損をする!」と思い、資格取得をしました。車の保険は、車体が傷付いたり、事故したりするとすぐに分かり、保険会社に連絡しますよね。

でも、お家の保険はどうでしょうか?しっかり知識を持っていないと、車の保険のようにはいきません。万が一の時に、しっかりと自分やお客様の資産を守れるように、備えあれば憂いなし。自然災害調査士の専門的知識を持っている方に、調査をしておいてもらうことをお勧めします。

関 直人さん 
株式会社 絆

自然災害調査土の資格を添付することにより、鑑定人との交渉がスムーズになりました。また、経年劣化によるメンテナンスと、自然災害による復旧工事を分けることにより、お客様からも「わかりやすい」との高評価を受けています。

半澤 富生さん 
株式会社 絆

自然災害調査土の資格をお客様に提示することにより、お客様が安心してくれます。また、私自身も自然災害調査士としての自覚と責任を持ち、家屋をしっかり診断し、調査を更に細かく行うようになりました。

中嶋 芳保さん

1この資格を取得しようと思われたきっかけ

前年に二級建築士の資格を取得し、建築現場での業務に興味が湧いたため。短期間ではありましたが、自然災害と思われる家屋等の被害の改修工事に携わり、自然災害調査士の資格取得のチャンスが身近にあったため。

2資格の活用方法

現在は主に不動産の事業に従事しており、建築の事業からは離れておりますので、すぐに資格の活用とはいきませんが、将来的には資格が活かせるような事業拡大を目指したいと思っております。

3資格を取得されてからのご自身の変化

より一層、建築の事業に携わりたい気持ちが強くはなりました。現在の不動産の事業でも建物を取り扱う機会もありますので、徐々に建築の知識を増やせるように努力をしたいと思っております。

稲森 公男さん 
SEVENSKA DESIGN(セブンスカデザイン)

1この資格を取得しようと思われたきっかけ

台風や地震などが増え、被害があっても火災保険や地震保険を申請できることを知らない方がたくさんいて、そういった方々の力になれるよう、「自然災害調査士」の資格を持って自然災害のプロ目線でお手伝いをしたいと思いました。

2資格の活用方法

主には仕事で活用しています。この資格を取得したことにより、今まで知らなかった自然災害の知識についてとても勉強になりました。

私は京都在住で、大阪北部地震や台風21号の影響で知人も含め、たくさんの方々が被害にあわれましたが、この資格のおかげで地震による被害や台風による被害を見極め、工務店の方々とも協力して被災された方のフォローをすることができています。ご自身で加入されている火災保険や地震保険の内容を知らない方がほとんどなので、皆さんに喜んでいただいております。

3資格を取得されてからのご自身の変化

協会から毎週くるメルマガでは災害に関する情報が記載されていたり、協会で開催される講習などに参加したりと、近年災害が多くなっているからこそ、その情報は身近なものと感じています。また私自身も大阪北部地震や台風21号を体験してからは、よりー層自然災害の怖さやそのあとの大変さがわかりました。

自然災害の知識を持ち、それに対処できる方法を知っているだけでなく、その情報をたくさんの人に伝えて、被災された方々の助けになりたいと今まで以上に強く思うようになりました。また、仕事としてこの資格は将来性がありフル活用できるので、資格を取った方々と連携して一緒に仕事をしていけたらいいなと考えております。

火災保険や地震保険について知らない方や被災されて何も対処してない方が、まだまだたくさんいらっしゃるので一人でも多くの方の手助けをしたいです。

阿部 勇さん 
株式会社 勇塗装

弊社の業務内容は外壁⼯事ですが、⾃然災害を⽬にすることがよくありました。⾃然災害調査⼠の資格を取得したことにより、お客様に様々な提案やアドバイスをすることが出来るようになり、⼤変喜ばれるようになりました。⾃然災害のプロだからこそお客様に安⼼感を与えられる︕

稲森 正人さん 
株式会社サン総合メンテナンス

私が自然災害調査士の資格を取得した背景として、業務上、大型ショッピングセンターやショッピングモールといった建物の広報支援に関わることが多いため、修繕工事などの際に当該資格が何らかの役に立てば・・・という安易な発想でした。
実際のところ、資格を取得したことで地震の興味が関連する内容に向いたのか(?)、自然災害に関するあんてなが高くなり、結果多くの講演会などに参加し、知識を深めることができました。
また、資格を取得したことを社内外に公表していることで、多くの⽅に家屋や建物の相談をしていただき、⾃分⾃⾝も⾮常に勉強になっています。
この資格は⼤きな災害が発⽣した際に真価が発揮される資格であると思います。
当然ですが、⼤きな災害は発⽣しないにこしたことはありません。しかし、昨今では数⼗年に⼀度と⾔われる災害が頻発しております。⾃らの⼤切な⼈を守るためにも、資格を取得し、知識として持っていれば万⼀の時の備え、助けになると思っております。
興味を持たれた⽅は、ご⾃⾝のためにも、⼤切な⽅を守るためにも当該資格を活⽤されることをお勧めいたします。

高松 篤史さん 
株式会社ハートホーム

昨今自然災害が増加傾向にあり弊社でも多数の原状回復工事を手掛けておりますが、 自然災害調査士の資格を得ることでお客様により安心して頂き、常に最新の情報を得ていくことで更に的確な調査を行うことが出来ております。

テキストの内容も非常に充実しており、非常に勉強になります。弊社では調査に携わる全ての社員に自然災害調査士の資格を取得させており、正確な知識を元にお客様とコミュニケーションを取ることが実現しております。

自然災害調査士認定試験

自然災害調査士になるためには、認定試験の受験が必要となります。

認定試験お申し込みフォームより自然災害調査士のお申し込みをしていただきますと、お申し込み時のご住所に教材と認定試験のご案内がお手元に届きます。

届いた教材を学習していただき、教材の内容を身につけた上で認定試験を受験してください。認定試験に合格後は、資格認定、当協会員登録手続きを経て自然災害調査士としての活動が可能となります。

また当協会の協会員専用のページにログインできるようになります。協会員専用ページでは、最新の情報や、その他、協会員に必要な情報をご確認いただけるようになっております。

選考方法

当協会Webサイト上での受験を行っていただき、その回答を基に合否を判定し資格取得者を選考させていただきます。

出題形式出題数試験時間
四択形式50問75分

配点

項 目配 点
自然災害、異常気象に関する基礎知識について10点
建築に関する基礎知識について15点
自然災害の見分け方、調査方法について25点
合 計50点

試験日程

いつでもオンライン上から1度のみ受験していただくことが可能です。(制限時間は75分です。ログアウト時点で終了となりますので、環境には充分にお気を付けください。)

受験可能期間は、教材発送日より3ヶ月となります。受験可能な3ヶ月の期間が経過してしまった場合は、再受験のお手続きおよび再受験費用が必要となります。

費用について

自然災害調査士の資格取得に必要な費用についてご案内させていただきます。

試験代およびテキスト代

試験代テキスト代協会員登録料合 計
7,700円33,000円1,100円41,800円(税込)

※初回の認定試験に不合格の場合は、再度認定試験を受験いただくことが可能です。その際には初回同様の7,700円の費用をお支払いただくこととなります。

※3年に1度、資格更新講習を受けていただく必要があります。これは自然災害の専門家として、最新の知識を常に身につけている必要があるために存在する制度となります。

合格発表

受験の合否に関しましては、試験後にメールにてご案内いたします。

自然災害調査士のお申し込みから資格取得までの流れは下記の通りです。お申し込みの前に必ずご確認をお願いいたします。

資格取得までの流れ

1自然災害調査士試験のお申し込み

お申し込み前に、上記の「認定試験」をお読みになり試験の詳細や費用などを、必ずご確認お願いいたします。
ご確認後、認定試験の「お申し込みはこちらから」のボタンをクリックし、表示されたフォームに必要事項を入力して、「この内容で申し込む」をクリックしてください。
ご入力されたメールアドレス宛に、自動返信メールが届きますので、必ずご確認ください。メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダをご確認いただくか、弊社までお問い合わせください。

2教材費・受験費用のお支払い

クレジットカードまたは銀行振込でお支払い可能です。クレジットカードにてお支払いの場合は、即日入金確認が可能です。
銀行振込にてお支払いの場合は、自動返信メールに、教材費・受験費用のお支払い方法を記載しておりますので、案内に従って期日までにお振込みをお願いいたします。入金確認は2〜3営業日程度かかりますので、それまでお待ちください。

3本人確認資料のアップロード(提出)

「協会員ログイン」よりマイページにアクセスして、本人確認資料のアップロードをお願いいたします。本人確認資料の下のリンクから詳細をご確認ください。

※本人確認資料は、免許証・保険証・住民票などをご提示ください。

本人確認資料の詳細については
こちらをご覧ください。

4教材の発送・学習開始

ご入金を確認した日より、7日以内に教材を発送いたします。教材が届きましたら、中身を必ずご確認ください。教材をご覧になり、ご自身のペースで学習を開始してください。

5認定試験の受験

マイページにアクセスして、認定試験を受験してください。オンライン上での受験となりますので、ご自身の判断、ご都合で受験していただけます。

※制限時間は75分です。

※いつでもオンライン上から1度のみ受験していただくことが可能です。

※試験途中でもログアウト時点で終了となりますので、環境には充分にお気を付けください。

※受験可能期間は、教材発送日より3ヶ月となります。

※受験可能な3ヶ月が経過してしまった場合は、再受験のお手続きおよび再受験費用が必要となります。

6合否発表

受験日翌日に、合否の通知をご登録頂いただいたメールアドレス宛にお送りいたしますので、届いた当日に必ずメールの内容をご確認ください。

7資格登録手続きについて

合格日が資格登録日となります。当協会の案内に沿って証明写真のご提出をお願いします。証明写真は「マイページ」にアクセスしてご提出いただけます。郵送でも結構です。

※証明写真のサイズは、4.5cm × 3.5cm(パスポートサイズ)

※証明写真のご提出がなく、協会員証が発行されていない場合でも、合格日より3年間が資格有効期限となります。

8協会員証と認定証書の発送

試験の合否より1ヶ月程度で、協会員証と資格認定証を発送いたしますので、大切に保管してください。

※協会員証を紛失された場合は、再発行が可能です。

※再発行は有料となりますので、ご了承ください。

よくあるご質問

当協会に寄せられた認定試験や協会についてのご質問を掲載しました。

お申込みについて

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令和3年(2021年)7月時点では、自然災害調査士の受験資格に関して制限は設けておりません。

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こちらのページよりお申し込みください。現在、WEBでのお申し込みのみ行っております。

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受験期間が経過してしまった場合は、再受験のお手続きおよび再受験費用が必要となります。受験可能期間は、教材発送日より3ヶ月となります。

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お申し込み後、教材費・受験費用の入金、本人確認資料のご提出確認後に受験可能となります。当協会サイトの「受験者ログイン」から現在の状況を確認できます。

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お申込み後のキャンセル・返金は受け付けておりません。

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詳細は、当協会サイトの「本人確認資料提出について」に記載しております。

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クレジットカード、銀行振り込みとなります。お申し込み後、メールにて当協会サイトの「会員ログイン」画面をご案内しますので、そちらから手続きをお進めください。

+

お手数ですが、迷惑メールフォルダに入ってないかをご確認ください。もし見つからない場合は、こちらのページからお問い合わせくださいませ。

+

こちらのページから、パスワードを再発行いたします。

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ご登録いただけます。

試験について

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テキストは、当協会にて入金確認後7日以内を目安に登録いただいたご住所宛にお送りさせていただいておりますが、遠方の場合や配送センターの事情によっては、それ以上の日数をいただく可能性もございます。一方で、協会員証は発行までに1ヶ月程度のお時間をいただいております。

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現在(2021.7.1時点)、WEB試験のみとなっておりますので、インターネット環境のある場所でしたらどこでも受験可能です。

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1回のお申し込みにつき1度のみ、いつでもオンライン上から受験していただくことが可能です。制限時間は75分です。ログアウトした時点で終了となりますので、ネット・パソコンの環境には充分にお気を付けください。

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教材費と受験費用あわせて、41,800円(税込)となります。

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問題ありません。

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中断や再開は可能ですが、中断中も試験時間は進んでおりますのでご注意ください。再開時に試験時間が過ぎてしまっていた場合には試験終了となります。なお、[試験を終了する]ボタンを押してしまうと試験は終了となり再開はできません。

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明確な合格基準点は設定しておりません。その都度、受験者の点数データ分布から妥当なラインを算出しております。

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現在(2020.7.1時点)、WEBによるお申し込みのみとなっております。お申し込み・受験は、スマートフォンからも可能です。

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可能です。ただし、インターネット環境の不調等により試験が中断され、受験が不可能となった場合の補償はしておりませんので、通信環境には充分にお気を付けください。

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インターネット接続環境が維持できない等、お客様都合によって受験が不可能となった場合の補償はしておりません。そのような場合には、再試験をお申込みくださいませ。

学習について

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メールにてお問い合わせいただければ、当協会職員よりご回答させていただきます。但し、試験内容に関するお問い合わせは受け付けておりません。

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教材費・受験費用の入金確認後、当協会認定のテキストを発送いたしますので、そのテキストで学習してください。

合否について

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不合格の場合は、再度、認定試験を受験いただくことが可能です。なお、その際には、初回同様の受験費用7,700円(税込)をお支払いいただく形となります。

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試験の合否に関しましては、受験後にメールにてお知らせいたします。

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試験の解答や、結果、得点などについては、お答えしておりません。

資格について

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自然災害により家屋が被害を受けた際、専門家として被害調査やアドバイスを行うことが可能となります。

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可能です。被災地では、自然災害の知見を熟知した専門家が不足していますので、自然災害調査士や住家被害認定士としての仕事は強く望まれております。